新型コロナウイルス禍でのゆるコーヒー会開催について

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日本政府は2020年4月7日から5月6日までの1か月間、外出・出店・営業自粛要請を伴う緊急事態宣言を発令しています。ゆるコーヒー会も、それに伴い、イベント開催を見送ることにしました。

メイン会場の新虎小屋さん(東京新橋)の大家さんはUR都市機構さんなので、緊急事態宣言期間中は政府方針に沿って飲食店の営業ができなくなります。ゆえに、わたしたちゆるコーヒー会も、こちらでの活動はできません。

別会場でも実施していますが、緊急事態宣言下で人の動きが大きく制限されていること、コロナ禍での3蜜が生じやすい実施環境であること、なによりも人の動きが制限されていることで、消費や習い事など文化的マインドが人々の間で大きく減退していることなどから、開催は不可能と判断し、緊急事態宣言期間中は活動ができないであろうという結論に達しました。

また、緊急事態宣言が解除されても消費マインドは景気減速に引きずられて簡単に回復するとは思えず、今後の活動はコロナウイルス対策の特効薬であるワクチン開発の成功と配布浸透がはかられてからでないと、安全な環境でできないと考えています。3蜜を防ぎ開催をする工夫はできますが、開催はユーザーの声を聴きながら判断していくことにしたいと思います。

ゆるコーヒー会が今後やっていくこと

調達先候補の拡大として、継続的に海外ロースターから銘柄を取り寄せ、テストドリップとカッピングを行い、知見を増やしていこうと思っています(ゆるコーヒー会の海外アンテナ担当複数と連絡を取り合いながら、再開にむけての準備をしていきます)。

カフェ部門の再開準備:ゆるコーヒー会の母体であったカフェ事業は休業していましたが、資金めどが立ってきたため再開を検討していました。活動自粛で空いた時間を有効活用するべく、5月に予定していた研究用オーブンの導入をはかり、メニューテストに入りたいとおもいます。カフェ再開はゆるコーヒー会の恒久的な活動拠点を設置することを意味します。カフェ経営に必要と考えている「本業の充実(カフェ業以外の不動産業・コンサルティング業)」、「固定費削減のための各種取り組み(オフグリッド発電システムの導入、自社農園の保有、ゆるコーヒー会の法人化など)」導入に向けて、まずはカフェ経営の基礎であるメニューの再開発を行う予定です。

コロナ禍で、調達先のロースターの多くがバリスタやカフェ店舗スタッフを一時的に解雇し、経営を縮小する残念な活動が増えています。まっとうなコーヒーを作る農園の保護のみならず、まっとうなコーヒーをローストし届けてくれる店舗が破たんしないようにするためには、コーヒーを楽しむ人を増やし、需要を喚起していくことが必要だと痛感する日々です。コーヒーを淹れるだけの会ですが、その楽しみをつないで新しい需要を起こしていきたいと思います。

コロナに負けずに、ともに進みましょう。