コーヒーやさんでありがちシリーズ。深煎り豆がほしいのに、お店でいざ見てみると。。。色薄いなあ。。中煎りしかないなあ、と感じることとか、ありますよね。そんなときどうすればいいのでしょう?
専門店では、それぞれの店主の「好み」で焙煎度合が偏るところも多くありますので(*1)、あきらかに中煎りしか置いてないところは、そういった「偏り型」のお店であるケースなどもあります。でも、そんな方針を会話ナシで確かめることができるのはほとんどないですね。
なので、聞いてしまいましょう。
「深煎りの豆を探しているんですけれど、こちらでは取り扱ってますか?」
というように。
あきらかに中煎りのラインナップしかなくても、聞いてみてください。
なぜか。
銘柄によって「深煎りが向いている」と判断されれば、偏り型のお店であっても深煎りで提供するケースが多くあります。ふだんはあるのだが、季節や仕入れのタイミングできょうのラインナップでその深煎り向きの銘柄がなかったのかもしれません。
話をすることで、その店主のコーヒーに対する知識の質や販売スタンスを知ることができます。そういう話を楽しむことで、し好品といわれるコーヒーを楽しむ幅を広げてみるのも面白いかもしれません。
*1:本来は生産地の意向を受けてどのくらいの焙煎度合が望ましいかというやりとりがあってしかるべきですが、日本国内でのスペシャルティ豆流通シーンは、そこまで反映させているお店はほぼありません。そういったフォローが増えてくると、残念ながら深煎りの概念は消えていくことになるとわたしは予想しています。