キャンセルが出てやや少人数開催となりましたが、その分だけいろいろと細かい話をしながらの会になりました。
今回はアカイア・デジタルスケールをみんなでいじってみる会になりました。
このスケールは、ブルーボトルコーヒーが採用しているデジタルスケールとして有名になったもので、ブルートゥースでスマホやパソコンにドリップデータを転送することができるかわったスケールです。値段の高さゆえに導入事例の紹介が国内版では皆無で、買ってみないと何がどうなってるのかわからない状態だったので、まあこれからセミナーとかで使ってもいいかな、とおもったのでわたしが勢いで買ってみた感じです。普通に趣味として使う分には、23000円は高すぎます。本国版が120ドルというのにこの価格差は何?とも思いました。まあ、このあたりは使ったレビューで別の機会に取り上げます。
買ってみてわかったのですが、このスケールはドリップ種類ごとに、「この時間になったらむらしをして、お湯を注いでください」ということを教えてくれる教材みたいな機能が中心で、ドリップ中の注湯データなどの変化を細かく数字で示してくれるところにまでは至っていませんでした。
ということで、参加者は試してみるものの、スマホから流れてくる「ここでむらし!」と言われても完全に無視(笑)。
タイマーも自分で測りだす始末で、スケールとしての機能はほぼなくなっていました。
ただし、ドリップデータはグラフでざっくりとですが見ることができるので、出た結果をそれぞれ見比べてみて、それぞれのドリップパターンがどういったものかを知ることができたという点ではとてもおもしろかったですね。
それでも、いちおう「このディレクションのとおりに淹れてみよう」となったのですが、感想を言っていいですよ、というドリッパーからOKが出た番での内容は「・・・」でした(この会では基本的に感想を言うことをご法度としています。しかし、ドリップしている本人がほかの人の意見を聞きたいときには、自らみんなに聞いていいことになっています。それに基づいて参加者は感想を言っていいことになっています)。
今回集まったポットはこんな感じです。
同種類の銅ポットが2つありますが、注ぎ口に改良を加えてるものとデフォルトのもの、ふたをあけて淹れるパターンかそうでないか、でもドリップ結果はまったくかわってました。
会で「ポットを必ず持ってきてください」としているのは、同じ型のものでもお湯をいれる分量がそれぞれ違うなど、デフォルト設定であっても使い方がそれぞれまったく違うからでもあります。そういった微妙な差をお互いに発見しつつ、どんな香味が出るのかな、というのを比較していくと、自分のドリップの何か参考になっていく、というのがこの会のねらいです。
ただ淹れ続けるだけの会ではありますが、それぞれのドリップ結果は飲むたびにおもしろくて、わくわくしました。
次はあした12日ですね。小伝馬町開催。受付まだまだ実施中!
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[速報]神田Future House lab.でゆるコーヒー会実施予定(2016/3/16)詳細は別の記事にて。